【新卒1年目で会社が倒産した】大丈夫、どんな会社もいつか潰れます
私は苦労して新卒カードを使って入った会社が、ちょうど一年後に倒産するという伝説を持っている。
だけど今はその経験をすごく貴重と思っている。むしろ「潰れてくれてありがとう」レベルで。当たり前などなくて、あっけなく壊れるんだと理解できてリスタートを切れた。倒産直後の絶望を味わったから、もう1回この先会社が潰れたとしても同じことの繰り返しで、怖いものは何もないな!って思える。
私が倒産した年は2009年。あの頃より、倒産はもっともっと身近になっていると肌で感じる。黒字と赤字の業界がキッパリ分かれてきているし。
でも倒産は面接でも「会社が潰れたので…」って堂々と言えるし
(面接官は「それはそれは…」と同情的な目で見てくれる)
本心はさておき「続けたかったんですが会社が…で仕方なく…」と言えるし
(全然関係ない業種・業界でも、非常事態だから仕方ないよね!)
やり直しのチャンスが与えられたんだって思えればいい。
(同じ業界でももちろんOK!)
もし、たとえ潰れなくても、会社はどんどん人も中身も変わっていくから、今の心地いいままの形を続けていけるわけがない。それって同じ会社でも、もうある意味で少しずつ潰れてるようなものなんじゃないのかな。
新入社員研修3カ月、社会人歴8ヶ月の何も知らない私でも人生逆転できた。
これからはオセロのように目まぐるしくキャリアが入れ替わる人が増える。言い換えれば、昔と比べて何度でも逆転できる時代がやってきた。
だから今倒産して途方に暮れていても安心していいよ、とあの頃の私にそっと伝えてあげたい。
会社を辞めた日
30歳を目前に、約5年5カ月勤めた会社を辞めた。
辞める理由は会う人ごとに合わせて違う理由を言っているけれど、実のところどれもが真実で。もっとお金を稼いでみたい、仕事のマンネリ化、新しいことをやってみたい……だけど最も公式に近いのは、多分以下の表現。
『何かの業界でトップレベルの10を目指すとして、多分私は業界レベル6くらいまできていた。でも6を7にするには3年以上かかる。それ以上を望むなら、ここからの仕事は多分長期戦(=一生この世界で生きていくこと)になる。それよりは、0を半年で3に上げるような仕事がしてみたかった。』
辞めた仕事では私が今までの人生で出会えなかったような人たちに出会えて、でもだからこそますます「私はこの業界に一生を捧げられない、かなわない」と思えた。多分以前の仕事は私に向いている方だったと思うし、楽しかった。でも何というか、今の私は遊んでいるように仕事を続けていく段階じゃないんだろうなと思えた。
ずっと転勤族だったので、学校よりも長い期間を過ごした仕事のことを思い出すことはもちろんあるけれど。
退職するまでにいただいたたくさんのもったいないくらいの言葉(メールは最終日にざっくり自分に転送した)、持ち帰れなかった花束やフラワーアレンジメント(自宅に送った)、プレゼント(使った)、つかの間の休息中に忙しい中時間をつけて会ってくれた人の優しさが自分の価値だと信じていれば、新しい環境でもきっと頑張れると思った。
形あるものを作ってきたことで、関わってきた業界に爪痕を残せたのも良かった。つくったものが、目に見えたり取っておけることはとても大事なんだと改めて気付けた。
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新しい環境にかまけてすっかりブログを更新しないうちに辞めた日の気持ちはどんどん忘れてしまっていて、
でも下書きに残っていた気持ちはまだ色あせていないな、と思ったのでそのまま公開します。
ついでに退職メールも見つけたので、身バレに迷ったけど公開してしまおうと思う。全員に送ったから世界に発信しても一緒だね。
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○○の皆様
お疲れさまです。
▽▽部のriosatomokiaです。
妊娠退職という噂が割と流れていますが、
残念ながらただの新婚の幸せ太りです。
しかし本日が○○の最終出勤日となりますので、
一方的な重たい思いで大変恐縮ですが
今の気持ちなどをお伝えさせていただきます。
前職場が倒産して絶賛無職だった私を
救済してくれたのが○○でした。
ランチの雑談で、
よく現在のへなちょこ初級レベルにまで育ててくれたなあと思いま
○○は誰もが個性的な会社で、たくさん刺激を受けました。
変わっている人、特定分野(サッカー、卓球、グルメ、アイドル、
地頭が良い人、読書家、小説家、情報通、酒豪、すぐ喧嘩、
特に何もない私でしたが、その居心地の良さに
×月で30歳なのに永遠の若手として気付けば5年5カ月も働いて
元々私は、人も、物も、捨てることがとても苦手な人間です。
辞める分際で勝手なことを言いますが、
退職を決断することを自分が思った以上にとても悩みました。
一方で☆☆の現場の人手不足化、安い給料体質を
どうしたら改善できるのか、3年目頃からずっと考えていました。
優秀な人でも環境苦で働き続けられずに辞めてしまう現状。
加えて色々な出来事が積み重なり、今日を迎えました。
新しい会社は◆◆というITベンチャー企業です。
「うちの会社はグーグルとかアマゾンを目指してるんですよ。
バカみたいだなって思うでしょう。
と面接で大真面目に言われました。
壮大すぎる話で笑ってしまったのですが、
先がどうなるかは分からないけれど、面白そう、
情弱人間が流行のIT業界に移る、
もしかしたら○○とは違った角度で☆☆業界で働く優秀な人の雇
守ることができるんじゃないか―――
○○での経験をとても面白がって聞いてくれたこと、
多国籍の人がチームメンバーというのも決め手でした。
個人的な考えなのでアラだらけだとも思います。
社長から専門学校生まで会える○○の仕事は今でも好きです。
ただリアルとネット、
だからこそできることが生まれると思っています。
あえて○○でのキャリアを捨てることで、
とは言いつつも、過去の仕事に未練がないわけでもなく。
最後に担当した仕事の売上実績を誰かこっそり教えてください。
そして○○の人の個人アドレスを何気にほぼ知らなかったので、
一個人としての▲▲(旦那の苗字です)と引き続き交流してもいいよと思う方、
ご連絡いただければうれしいです。
長々と読んでくださった方、ありがとうございます。
私と仕事で直接絡んでくださった方々、
直接の絡みは薄くとも生温い目で見守っていてくれた方々も、
皆様に本当にお世話になりました。
○○の人は本当に個性豊かですが、
やっぱりこの会社が好きなところが共通点だと思います。
私も、その一員であり続けたいと思います。
riosamokia
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カタカナをしゃべってる会社に騙されるな!
就職活動のとき、血迷って大手からベンチャーまで業界問わず会社を受けまくって100社以上の面接を受けてきたのですが、面接で分かることってすごく多いなーと思います。企業って入ってみなくちゃわからないところは正直かなりありますが、それでも自分に合うか合わないか位なら十分つかめます。
このネタはたくさん書けますが、今回は謎のカタカナ信仰企業について。
就職説明会などで「会社にジョインして」「こないだのブレストでは」なんて聞くと、「な、なんかワケ分からんこと言ってるけどカッコイイ…!」とか学生は特に思いがちです。
でもよーく話を聞いてみると、何のことはない、会社に入社した「だけ」、こないだの会議ではと言ってる「だけ」で、彼らの言葉を翻訳すると単にカッコ付けてる「だけ」という衝撃の事実が明らかになったりします。
当時は私もアホ学生だったので、「な、なんかシャカイジンってやっぱりすごい!(ところでブレストって何?)」とか思ってましたが、会議=ブレストって知ってることがすごいんじゃなくて、会議で話した内容の方がよっぽど大事です。
これは若手中心のベンチャー企業に非常に多い傾向です。勢いのあるベンチャー企業はすぐに活躍できたり成長できるって思いがちですが、何のことはない、何だってゼロからのスタートだからそう見えるだけです。
実家を出て一人暮らしをするイメージは分かりやすいと思います。何もないところから家(オフィス)を決めて、机(デスク)を買って、料理を作るために(仕事を受注するために)キッチングッズ(事務用品や名刺)を手に入れる…
一人暮らし初めての本人は「オレ、すごい…!」ってそのたびに感動しますが、はたから見たら何のことはない、生きるために最低限のものを買い揃えてる(金を稼ぐために最低限の設備投資にいそしんでいる)だけです。でもそれじゃカッコ悪いから、ル・クルーゼの鍋を買ってみたり、青山でこだわりの家具を買ったりして誤魔化しているだけです。
だから、カタカナに騙されないでよーく話を聞いた方がいい。やれソーシャルだアジア進出だ新プロジェクトがローンチだとか言ってても、面接中に平気で電話に出られたらアウトです。そんな会社はサインコサインタンジェントでも唱えて潰れてください。
本当にすごいのは、カタカナ用語なんか知ろうが知るまいが愚直に地道に何かをやり続けてきた人です。そしてカタカナ用語を使って相手が白目向いてたら、やさしい表現に言い換えられる人です。これは力がないと本当にできない。
誰だって難しい事象を難しく言うのは簡単だから、と、自戒の念も込めて。
合コンはコミュ力を高めるのに最適の場
人並みに合コンには参加してきたし幹事もやってきたけど、合コンって、顔面偏差値とコミュ力を超求められる場ですよね。
顔面偏差値はメイクやら雰囲気でどうにかするしかないけれど、2~3時間で初対面の人に通用するコミュ力。
これって…ハイレベルすぎませんか!?!?!?!?!
数秒で目星を付け、その人の隣もしくは前をゲットし、会話を盛り上げて普通の人以上の好感を相手に抱かせ、なおかつ感じ悪く思われないように周りとの会話も適度に盛り上げつつ、最後に個人的連絡先を聞き出すというミッション。笑顔で和やかに自己紹介しつつなんて難易度高いんだと思いながら参加していました。しかも私は暗記が苦手なので、名前で呼びかけ親密度を感じさせる技が3人以内でないと使えず、いつも「ねえねえ」でごまかしていました。
全く知らない人に「この話題ならいけるか?」「いや、浮かない顔だから外れだ。じゃあこっちは?」「あっ引かれてるやり過ぎた、やばいこの人に合う持ちネタがない!」とか人数分やるのってすごく大変。しかも人見知りの人とかむすっとタバコ吸ってたりしてもうどうしたら…。
※だから男子が自慢して女子が「えーすごーい」が世間の定番なのか。これって深み0だけど、お互いキャバクラみたいなノリで何となく盛り上がるから楽だよね。
就活でコミュニケーションが苦手だ~って人は、とにかく合コンしまくればいいんじゃないでしょうか。お金はかかるけど食事付だし、失敗しても一度しか会わないから大丈夫!
仕事のデキる人は、仕事をやってる人
どんなダメダメ会社にも仕事のできる人は一人くらいはいるものですが、仕事できない選手権代表の私が見てきた中で気付いた超重要な事実があります。
これに気付くだけでも、ちょっとは仕事できるようになるんじゃないかと思います。
いいですか、いきますよ。
仕事のできる人は、仕事をやってる人です。
「何を当たり前のことを言っているんだ」と思われるかも知れません。でも本当に、これは、間違いないです。
仕事デキる人は、私が朝寝ぼけてむにゃむにゃしてる間に既に昨晩のメール返信を終えています。
仕事デキる人は、私が知ったかしてる抽象的な情報でも必ず裏付けを探しています。
仕事デキる人は、私が「無理だーーー」と諦めてしまっていることを「どうしたらできるか」に変換して考えています。
仕事デキる人は、私がネットや本で見ているだけの情報をノートに全てメモっています。
仕事デキる人は、私がやらないことをとりあえずやってみます。
仕事デキる人には、これらは仕事という意識すらないと思います。
でもこう書き出してみると、全て仕事ばかりです。
・・・
私はこのことに気付くまですごく時間がかかりました。
社会人3年目くらいでようやく気付きました。
振り返ると、アルバイト先でも、仕事先でも、取引先でも、誰しもがそうでした。
みんな最初は仕事がデキない組なので、「なんだあの先輩の神技」「あの人はキャリアが違うから」「性格がどーたらだから」とか「その対象がすごいだけ(=だからすごくない私は無理ッす)」って言いがちで。
私もずっとそう思っていました。「デキる人はいい大学出てるし、大企業入れるし、なんか難しい用語会話でいっぱい使うし、本当すごいよねー自分を犠牲にしてーまあ私とはデキが違うよねー」ってめっちゃ思っていました。
でもさらにずっと見てると、全然そんなことなかった。
初めは超地味で、無駄で、手間ばかりかかって何にもならないことをずーーーーーーっと続けていくと、それはいつか差別化になるし自分の強みとなる。
「私はコレやってます」って堂々と言える。
みんな面倒くさいことはやらない(やれない)から、そのとき「すごい!」ってなる。
仕事やってるの見たことないのに仕事デキる人がいるとしたら、それは見えないところでやってるだけでやっぱりどこかで仕事してるんです。だってやらなきゃ仕事なんてできるわけない、終わるわけないんだから。
多少のセンスや向き不向きはあるかも知れないけど、仕事デキる人は一生懸命汗をかいて今のポジションにたどり着いてる。
これを知ったことで、仕事の仕方が変わるようになりました。
どんな仕事にだって共通する普遍の法則だと思います。
不況のときこそ宗教と占いだ!
個人的な思いなので怒らないでほしいのですが、不況に強いのは宗教と占いだと割と前から思っています。
不況…というか、先が見えないとき、人間は不安になります。どうしたらいいかわからない、右にも左にも進めない、本当に欲しいモノが何なのかすら考えられない……だから人に聞いたり、相談したりするのです。何が欲しいか理解ってる人は勝手に夜中3時にアンパンでも食べてます。
で、私も女性なので占いは朝TVでやっていれば見るし、占い師の方とお仕事をさせていただいたこともあるので全く否定的なわけでもなんでもありません。これまた日本人なので宗教は無宗教ですが、特定の宗教を信仰されている方と絡むこともあったりするので全然!これから書くことは宗教弾圧とかではありません。
ただ言います。
不況のときこそ、宗教と占いは稼ぎ時だと思います。
あと宗教や占いに信仰心のある人は強いと思います。
先が見えない時代に、自分の欲望を追うってすごくすごく苦しいことです。誰もがそんなに超絶ポジティブで強いわけではありません。「これが私の生きる道!」と信じていたとしても、道半ばで諦めることだってたくさんあります。現実は厳しいのです。
でもそんなとき、信じる確固たるものがあったらどうでしょう。単純に絶対生きやすいと思うのです。信仰心が支えになって目の前のハードルを思い切って飛べるかもしれない。しかも応援してくれたりなんかしてくれた日には、限界越えてもっと頑張れちゃったりするのかも知れない。
ベンチャー企業が多少ブラック混じりでも急成長していくのも、これと同じだと私は考えています。「カリスマ社長に付いてくぞ!身を粉にして働くぞ!」みたいなテンションじゃないと、ぶっちゃけやってられないところも正直あると思います。
でも中の人が幸せならそれでいいと思うんです。いや本気で。道が見えなくて苦しいより、よっぽど健康だよ。
そのテンションに付いていけないとか、ヤーメタって言って本当に辞めちゃう人なんかもたくさん出るけれど、それはそれで1つの戦略だと思います。
一人で信じるより、みんなで一致団結して信じて共通の目標に立ち向かっていくパワーの方がはるかに強い。信じる力が強い分、とても危うい力だったりするけれど。ヤバイって逃げちゃう奴は向いてないから、説得してもそのうち逃げちゃいます。
その矛先がワルイコトや戦争にならなければ、多少のそういうのもいいんじゃないかなって思っています。
会社都合で決まる結婚・妊娠
仕事を選ぶに当たり、どうしても女性が不利になる時期があります。
具体的には、25歳~35歳まで。
例えば転職するとき、独身女性なら面接で「結婚のご予定はありますか?」、既婚女性なら「お子さんのご予定は?」とか、(法律で男女不平等なコトは聞いてはいけないという規約があるはずなのに)平気で聞かれる。そんな超個人的なことを、同じ女性に聞かれることもある。
※てかむしろ男性の方がセクハラを気にしてぶっこめなかったりするので、この場合は女性の方がたちが悪いと思います。
女性からはよく聞く話ですが、男性では一度も聞いたことはありません。
それって、直接的ではないだけで「あなたはそういう行為(=●出し)に及んでますか?入ってすぐに有給・産休・育休取られたら困るんだよねー。まさか辞めないよね?」なんですよね、正直。
その質問された人が面接合格した話もほとんど聞いたことがない。というかこれの正解って何?
会社の不安も分かります。
限られた少ない人数で必死に仕事を回していて、それでも回らないから採用をするのに、即休まれたらたまったもんじゃない。大赤字。
でもその質問、意味がありますか?
面接を受けている時点で、誰だって入社したいと思っているからその場に望んでいるわけで。「今」そうでないのなら口では何とでも言えるし、身体的な病気とかでない限りどんな可能性だって拭いきれない。
それなのに子供を産むまでにできるだけ会社で実績を出して味方を作っておくとか、なんか女性独特のすごく変なミッションが増えている気がする。
結婚していなかったらしていなかったで「行き遅れ」とか後ろ指を指されて、あげくワーキングマザーの分の仕事を割り振られたりして。
どういう風に生きている女性が、男性と同じように普通に扱ってもらえるんでしょうか。
カワイコちゃん扱いもされず、バリキャリ扱いもされず、仕事をしていくことは本当に難しい。
結婚したら、してたら、してなかったら何なのか?
そもそも妊娠いつするかなんて、(例え望んでいたとしても)本人すらわからないと思いますが…。
妊娠も、本来はウレシイコトでメデタイコトであるはずです。でも今はそれを喜ばしいことと捉えてあげる土壌があまりに少なすぎる。もしも入社後に実行に移されたとしても、その後もし会社が長く続くことを考えたら安い一瞬のコストのはず。
賢い企業はそういった女性をどんどん受け入れる器を作って、結果的に優秀な女性がたくさん集まっています。こうした企業は他所で受け入れられなかった女性社員が頑張るから、結果的に経営が長く続くと思います。
だから全ての女性は、誰に何を言われても、堂々としてていい。
会社の言う通りにしたって誰も守ってくれないし責任は取ってくれないから、やりたいようにやるしかないのだと思います。