りおさともきあ

riosatomokiaのリアル知人紹介と思考を集めます

遅刻したら普通以上の成果を出す覚悟がなくちゃ

退職メールを複数のお世話になった人に一通一通送信したとき、速攻で出先の携帯から返信をくれた社長がいた。予め一人一人に当てて書いたメールを3人目に送信する最中に届いた。短い文章だけどとてもシンプルに借り物の言葉じゃない応援メッセージが書かれていて、さすがだなあ、やっぱりみんなを引っ張っていく社長さんは違うなって思った。

 

その後次々と返事が届いて、あー送っても良かったんだな~私幸せ者だなあってしみじみしてた。親しくなったと個人的に思っていてとても情に厚そうな2人からは全く音沙汰がなく、仕事上の付き合いならそういう人も当然いるよねと思ってた。

 

ある日、突然会社に私宛に荷物が届いた。中身はかわいい箱にたっぷり詰まった焼き菓子と、その会社の全国のチームメイトからのメッセージ。書いてくれたチームメイトは個人的にもメッセージを返してくれた人ばかりで、本文はカードのようにきれいな印刷紙に一人一枚ずつプリントアウトしてあった。活動拠点がバラバラだから、メールで集めてプリントアウトしてまとめて送ってくれたのだと分かった。

チームメイトはみなさん個人から私のメールにも返信をくれていたので、二重に私宛にメッセージを寄せてくれたことになる。退職挨拶メールを送ってから二週間後くらい。サプライズで秘密裏に進めてくれていたのだろう。毎回原稿をいつも大幅に遅れていても、必ず素晴らしい原稿をくれるこの人らしいなと思った。

 

もっと遅れてメールをくれた人は、件名に「新しい出発おめでとうございます」というメールをくれた。辞める理由は具体的に書かなかったから同じような内容を本文で書いてくれた人はいたけれど、特に何も聞かずに、決断を肯定してくれたことがうれしくてすごく良く覚えている。

 

これはメールの話だけど、仕事でも遅れて普通のものを出すんじゃ意味がない。遅刻した時点で相手の自分に対する評価は+じゃないから、「普通以上の」成果を出さないともうそのミスを取り返せない。

 

逆に言うと普通以上のものを出すぞというプレッシャーをかけるなら、遅刻しても許される可能性があるってこと。なんて自分の遅刻癖を正当化してみたり。