りおさともきあ

riosatomokiaのリアル知人紹介と思考を集めます

努力イケメン時代

私がこよなく愛する『ほぼ日刊イトイ新聞』では、担当社員が似顔絵付で日々の出来事やイベント中継を頻繁にアップする。

商品を販売するときは作り手がどのようにこの商品を作ってきたか、取り扱いで気をつける点、優れている点、製作者の思いなどを平易な言葉で、でもとても長く丁寧に伝えている。

その結果消費者の気持ちが動かされ、少し高い価格設定なのに完売や追加販売連発のヒットメーカーになっている(のだと私は思っている)

 

5年前なら恰好を付けて努力を見せない人こそプロであり、涼しい顔してすごいことをやり遂げるような人が支持されていたと思う。

それこそ「テスト勉強全然してないよ~」とか言いながらきっちり100点を取っちゃうみたいな。

 

でも今はきっちりどこをどうやって勉強して、どれくらいの時間を費やしてやってきたのかが強みを持ち、みんなに支持されていると思っている。

 

正直なところひとつの製品が生み出される過程において誰も頑張っていないなんて絶対嘘で、本当は言えることは山ほどあるはずなんだ。

こんな人が関わっています、最初は反対されたんですよ、正直採算度外視でーーそれを見せるか見せないかは美意識やプライドの問題なのかも知れないけれど、自由に発信できるインターネットという場所ができた今「イイモノは見せるだけで売れる(背景語るべからず)」な時代は終わったのだと思う。

 

努力をそのまま伝えることで評価されるから、努力イケメン時代。

 

大事なのはマーケティングとかPRとか広告とかより、中の人が下手くそでも直接話した方がよっぽど伝わるってこと。

広告は分かりやすいから大衆に向けて告知する場合にはとてもいいと思うけど、それだけで買う人は少なくなっているし魅力は似通ったものになってしまうから。

人生の転機

まず私がどんな人間か、がわかった方がいいかなと思うので、いくつか転機を書いていく。 新卒入社した会社が一年で倒産。一年目なので当然ノンキャリア、転職支援のリクルートエージェントに登録しに行くも「今の就職事情は厳しいですね~。riosatomokiaさんの場合は倒産なので仕方ないですが」と一蹴される。 でも結果的に私は、2社の内定を得た。 1社はリクルートエージェントから紹介を受けたもの、1社は転職サイトを通じて自力で4回の試験をクリアして得たものだった。 はっきり言って条件は前者の方が良かった。年収400万+賞与2回、会社見学してもあまりブラックではなさそうだった。全国転勤で10年地方にいるということはネックだったが、当時は仕事人間だったのであまり気にしなかった。 でも結果的に私はゆるそうで、年収も低くて、また潰れそうな会社を選んだ。 そちらの方がやりたい仕事だったから。 今は正直この仕事も5年目で飽きてしまって年収はどんどん下がっているけれど、振り返ってもあの選択は正しかったと思う。 だけどそれまでの就職活動、私150社は落ちてるんだよね。それで苦労して入った上場会社でも潰れちゃうんだから、本当人生ってわかんないなと思う。 でもそのおかげで、私はたくさんのものを手に入れられた。東京勤務の転勤のない社外の彼と結婚もできたし、友達と会おうと思えば会える距離、ワーカホリックな人たちや多くの経営者との出会い。 人に会うこと、一時情報に触れること。それは基礎だと今でも思う。

草津温泉行きのバスで考えた。

群馬県でリフレッシュして、図らずもテルマエ・ロマエ2のロケ地を巡ったりしたのだけど、帰りのバスで考えた。

観光地の群馬は宿泊施設も多く、ホテル、旅館だけでも中心地を取り囲むように散らばっている。
その中にはペンションも含まれている。

多くても15程度の部屋設備と思われるけれど、オーナーは掃除、食事準備、温泉管理、ベッドメイキング、宿泊者の問い合わせ対応、、、などたくさんの仕事をこなす。
一体いつ寝るのか、しかも利益も出るのかしら、なんて下世話なことを考えてにわかググってみたら、やはり経営にはとても手腕が必要とのこと。
閑散期問題などポイントは色々あるけれど、存続させるにはリピーターが必要とのことだった。

なるほどねー

と思って顔を上げたら、もう新宿駅が近づいていた。
TOKYOという街は店が多い。
そして通る人も多い。

東京は店が開いたり閉じたりする回転率は激しくとも、人を呼ぶことには困らない街だ。
呼ぶよりもいかに立ち止まってもらうかが勝敗を分ける。

とても当たり前でも大切なのは、とにかく人を集めることなんだと思った。
集まれば何かしら化学反応が生まれてくる。
人がいることでできることは増える。

はじめに

人生は、世界に通じている。


これまで私は全くの赤の他人にアプローチして
「はじめまして」の人に
会って2時間で
本音で話してもらうという
面白い仕事をしてきました。


国境を超越したグローバル化が進み

老若男女
生活環境もさまざまに入り乱れる
ダイバーシティという言葉も
もはや一般化してきた今

これから必要なのは
「リアルワールド(現実社会)」
での関わりだと感じました

既に家から一歩も出ないのに
歩き回れる時代になっています
自宅にいながらして多くの人とつながり
ショッピングも容易になりました

しかしだからこそ、より
誰しも一人では行き詰まる時代がやってきます

それは歴史上どんな時代でも
どんな優秀な人でも
誰かの力を借りて生きてきたことが証明しています

洋服を着るにも生地が必要です
食べ物を得るだけでも容易なことではありません
雨風を凌ぐ住居を構えるにも時間がかかるでしょう
ここに挙げた衣食住だけではありません
電気、水、移動手段
今日の社会においては、全て一人では成り立たないことばかりです


2014年の私たちは
多くの情報に触れることができます

書籍、TV、ウェブ、広告
もはや情報はお金を払わなくても得られるものになりました

しかし、そこには明かされていない真実も数多くあるのです

私は冒頭の仕事を通して
「ここだけの話」をたくさん聞いてきました

それらは決して外には出ない
だけれど最も真実で
非常に興味深いものでした

人に直接会って話を聞くと言う
自分の体を使って得た
「一次情報」は
自分の世界観を大きく広げるきっかけになりました

この「一次情報」の場に立ち会うことは
直接的な即効性はないにせよ
これから先の時代において、絶大な威力を発揮していくと
私は確信しています

人と人が直接会って
話を交わすこと以上に
価値ある情報を得る手段はありません

人脈を増やすという点では
異業種交流や婚活パーティー
合コンや街コンが
「目的」のために日々形成されています

ただこうした場はどこか刹那的なことも多く
とにかくその時点で目立っていたり
顔面偏差値が極めて高かったり
コミュニケーション能力がある人が
人気者になることが多いです

人が2時間本気で自分の大切なものについて話すことは
全く異なる分野でも大変面白いものです
誰しも自分の人生の主人公なのですから
その人生論がつまらないワケがないのです

誰しもが主役になって
人生のヒントを持ち帰れるような
新しい場を作っていきます


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